嫌われる勇気/幸せになる勇気

こちらは約2年前に読んだ本になります. アドラー心理学について青年と哲人(てつじん)が議論を交わす内容になっています. 学がないので初めは「てつと」かと思いました.

書籍情報

タイトル:嫌われる勇気 自己啓発の源流 著者:岸見一郎,古賀史健 出版社:ダイヤモンド社

タイトル:幸せになる勇気 自己啓発の源流Ⅱ 著者:岸見一郎,古賀史健 出版社:ダイヤモンド社

本作は青年と哲人による会話の中で青年の悩みを解決していくような流れとなっています. 青年と哲人による対話形式の文章となっており,非常に読みやすい内容となっています. あまりの読みやすさに友人や家族にもオススメしてしまいました.

嫌われる勇気

アドラー心理学をもとに自分自身を振り返るような内容となっており,周りからの見られ方であったり,自身のあり方について考えさせられるものでした. 社会に対する自身のアプローチや,自分の現状について原因論ではなく目的論からきているというところには納得がいきました. 「幸せ」とはなんだろうかと考えさせられる一冊でした.

幸せになる勇気

「嫌われる勇気」が自身に関する考え方が多かったのに対して,「幸せになる勇気」は他者に関する考え方が多かったような印象を受けました. 特に「賞罰」に関する議論は非常に興味深いもので,私自身共感する考えが多くありました. 終わりの「愛」についての議論では突飛なことを言っているようで筋の通った意見で2冊を通じてとても面白い作品でした.

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII